先日「筋トレサラリーマン 中山筋太郎」でドラマ初主演となったタレントのなかやまきんに君。
今回はなかやまきんに君が過去に筋肉留学で渡米した方位について、方位学的な視点から考察してみる。
なかやまきんに君の筋肉留学の方位
一度目の筋肉留学
2006年10月9日(体育の日)に芸能生活を一時休業し、一年間の予定でボディビルダーにとっての聖地であるロサンゼルスへ向かい、自らのトレードマークである肉体を強化するための "筋肉留学" を行った。
大阪からロサンゼルスの方位は、
艮宮(北東)の寅ノ方。
2006年10月の方位盤は、以下のとおり。
艮宮(北東)
年盤:己丑 六白金星
月盤:辛丑 九紫火星
なかやまきんに君の命式は、以下のとおり。
なかやまきんに君は午年生まれのため、定位の寅ノ方は三合火局の関係で吉。
ましてこの年は戌年で、寅ノ方は三合線(戌から数えて1・5・9つ目)の五つ目であるため、力の強い方位なので、その点も吉となる。
月盤も戌月であるため、同様の理由で吉。
ただし年月盤に巡る丑自体は、午とは害の関係であるため凶となる。
ちなみにこの年は丙年で、月盤に丙と干合する辛が巡るため歳徳合と思いきや、要件を満たさないため作用無しとみる。
以下、Wikipediaやニュース記事より抜粋
2007年2月9日(2月9日の金曜日、筋肉にかけている)カリフォルニア州サンタモニカで全編英語のライブを行った。
当初一回公演の予定だったものの現地の観客が多数詰め掛けたため急遽二回公演に変更し、およそ100人ほどの聴衆を前にライブを披露した。
現地では「nobody knows your comedic style(前人未踏の芸風)」と評され、「賞賛を得た」と報道されている。
キャプテン☆ボンバーも披露し、日本とは逆に日本の文化をネタにしていた。2007年8月31日、初めて自らが主演・監督・脚本を担当した35分の自主製作映画「キャプテン☆ヒーロー」を公開。
一年目からオーディションを結構受けて通ったが、英語がネックだった。
英語を練習して再びオファーがあったが、学生ビザだったため働くことができなかった。
特に9.11の後だったこともあって厳しくなっていた。オーディションを受けても働けないので、日本で一回戻って準備してもう一回行こうと切り替えた。
この留学は、力のある三合方位での移転だったため、
原則吉事象の出る四飛び周期(1・5・9…ヶ月目)の5ヶ月目となる2月のライブが成功するなど、概ね良い事象が表れたと思われるが、
一方で午と丑の害で地支関係が凶であったからか、ビザの関係で思うように仕事ができないなどの障害に阻まれる事象として表れたと言えるかもしれない。
ちなみに帰国時(2007年9月)の方位を見てみると、
カリフォルニア・ロサンゼルスから大阪・東京の方位は、乾宮(北西)の戌ノ方となる。
命式の年支が午のなかやまきんに君にとって、
渡米時と同様に三合火局の方位であるため、定位だけで見れば吉となる。
(寅午戌は三合火局で、渡米時が午寅、帰国時が午戌となる)
昔からアメリカの西海岸に憧れがあったと話しているが、
やはりこの事例も魂的に何か惹かれるものがあったのかもしれない。
アメリカの方位を東と見る人も多いけれど、地球は球体なので無理矢理平面にしたメルカトル図法で直線で描かれた方位線は誤り。
中学地理でもメルカトル図法は方位が正しくない地図と習う。
<参考>
日本とアメリカの方位関係
ちなみに野球の大谷翔平選手も2018年(立春前)に三合火局が成立する方位へ渡米していて、四飛び周期の5年目だった昨年2022年は、ベーブ・ルース以来約104年ぶりとなる二桁勝利・二桁本塁打を達成とのことで、しっかり事象が出ている。
(アメリカが東だとこの年の歳破で大凶方位になってしまう。)
二度目の筋肉留学
以下、Wikipediaやニュース記事より抜粋
帰国後の芸能活動を順調に再開しつつあった2008年1月23日、「1年間程度では大した成果が出ない」との考えから今度は永住覚悟、あるいは無期限での筋肉留学を開始した。
アメリカでは一度目のように肉体強化だけではなく、語学勉強や空手ジムに通うなどの本格的な留学計画を立てている。
渡米後、カルフォルニア州の2年制の公立大学であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの母校でもあるサンタモニカ・カレッジに留学した。
二度目の留学の方位も、艮宮(北東)の寅ノ方。
2008年1月節の方位盤は、以下のとおり。
艮宮(北東)
年盤:庚寅 五黄殺
月盤:丙辰 三碧木星
ただし再留学後も定期的に帰国しており、留学40日後の2008年3月3日にはビザの申請のため急遽帰国し、改めてアメリカに向かっていた。
年盤が作用するのは三節を跨ぐ移動と言われているが、
1月23日から3月3日の間だと、例年であれば立春、雨水の二節しか跨がない。
したがって、それに従えば年盤は作用せず、五黄殺の影響も受けないと思われる。
その後も10月末にM-1グランプリのために一時帰国して、12月末に再渡米。
といった形で、2008年中はアメリカと日本を行ったり来たりしている。
改めて、再渡米の方位は、
艮宮(北西)の寅ノ方。
2008年12月の方位盤は、以下のとおり。
艮宮(北東)
年盤:辛卯 四緑木星 地支本命的殺
月盤:丁卯 一白水星 地支本命的殺
なかやまきんに君は年支が午だが、年盤月盤ともに、艮宮(北東)の対冲(180度反対側)の坤宮に午が巡る地支本命的殺であるため凶。
本命殺・本命的殺は病院選びなどの方位で忌まれることも多い。
とはいえ一般的に言われているのは九星の本命殺・本命的殺だが、地支の方が凶意が大きいと言われている。
原書では "家長死亡" などと書かれているが、用いた時点の十二支から数えていくつ目かによって程度の差はあるが、死ぬまではいかなくても心身ともに凶事象が起きることが多いように思う。
(以前取り上げたが、俳優の渡辺謙は白血病で死にかけている)
ちなみに管理人Satsも距離にして2kmも満たない近所の移転だったが、年盤の地支本命殺を歳破と併せて取ったことがある。
その後にしっかり4・7・10の周期で凶事象が出た(10年目は死にかけた)。
通常こういう凶方位を取ってしまった場合は、3ヶ月目 or 3年目にも凶事象が出るため、その際は "直し" を掛ける。
当時それを知ってる訳ではなかったが、丁度就職の時期だったので3年目に年盤の吉方位に転居して、知らずに直しが掛かったのは不幸中の幸いだった。
それでも10年目に死にかけた訳だから、地支本命殺&歳破のダブルは結構恐いと思う。
本命的殺も、安倍晴明の流れを汲む人物が江戸時代に書いた文献の中で、凶殺で避けるべきものとして挙げられている。
一般的な九星気学の流れを汲んでいる流派では、ほぼ見ていない凶殺なので注意を要する。
なかやまきんに君の話に戻ると、留学先の大学の勉強がかなり大変だったようで、睡眠時間3時間のハード生活で、ジムでのトレーニングも半年に一回まで激減。
2010年には、先輩のなだぎ武がブログ上で「留学前より線が細くなった」と写真付きで報告しており、体重は渡米前より10kgも落ちて筋力的にも衰えた状態となっていた。
<参考>
ザ・プラン9 なだぎ武のblog 「オノマトペア」: パワー?…
筋肉が無くなったため筋肉ネタも全然ウケず、東日本大震災の後だったことも重なって仕事も無くなり、2011年のGWは17連休だったという。
一応、定位では三合方位の吉方位だったからか、現地での専門的な勉強は充実していたようだけど、やはり精神面・肉体面で本命的殺の事象は出ていたように見える。
ただ、2度目の留学から帰国したのが2011年2月で、その時の方位が抜群に良かったので、結果的に渡米時の凶方位の "直し" が掛かる形になったと思われる。
2011年2月2日、3年間の留学を終えて正式に帰国し、芸人に復帰すると共に東京へ進出。
カリフォルニアから東京の方位は、乾宮(北西)の戌ノ方。
2011年1月節の方位盤は、以下のとおり(節入前なので1月節)。
乾宮(北西)
年盤:辛卯 九紫火星
月盤:庚寅 一白水星
なかやまきんに君は年支が午であるため、、定位の戌ノ方と、月盤に巡る寅で、
寅午戌の三合火局が成立するため大吉。
1度目の留学の往復と2度目の渡米時は三合のうち二支のみだったが、
この帰国時は三合の三支がすべて揃うタイミングだった。
(ただし戌ノ方は、寅年から数えて九つ目、丑月から数えて十目と遠目であるため、その作用の発現は遅い)
ギリギリ節入前で、庚年で庚が巡るため歳徳神と思いきや、これも要件を満たさないため作用無しと見る。
この吉方位を、2008年12月の渡米から3年目に取ってるので、前述のとおり直しが掛かる形になったと思われる。
まして渡米時は、一部の特殊命以外は凶の年月地支同盤のタイミングで作用が強い時期だったので、この時期の帰国じゃなかったら激痩せだけで済まなかった可能性がある。
帰国後の事象
この帰国した2011年を1年目として、原則吉事象の出る四飛び周期(1・5・9・13…年目)を見てみると、
・1年目(2011年)
帰国と同時に芸人復帰&東京へ進出し、年末の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年越企画「笑ってはいけないシリーズ」の『絶対に笑ってはいけない空港24時』に出演。
・5年目(2015年)
ボディビルダーとしても本格的に活動し、東京オープンボディビル選手権で第23回大会ミスター75kg級準優勝。
(それ以降も第24回準優勝、第26回3位、第27回準優勝、第29回では悲願の優勝を果たしている)
・9年目(2019年)
ボディビル選手権第27回大会ミスター75kg級大会準優勝。
仮面ライダーゼロワン 第1話(2019年9月1日、テレビ朝日) - 腹筋崩壊太郎 役
2019年9月、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』第1話「オレが社長で仮面ライダー」でヒューマギア(人型ロボット)・腹筋崩壊太郎役を演じると共に、その怪人態・ベローサマギアの声も演じ、その役名と熱演ぶりから放送当日のTwitterでトレンドに入るほどの話題となった。
また、人々を笑わせることに喜ぶ同キャラクターが怪人化させられて悲壮な最期を遂げるという展開にちなむ単語「腹筋崩壊太郎ロス」が合わせてトレンド入りを果たす。
「腹筋崩壊太郎」はその後もたびたびトレンド入りしており、『ゼロワン』第21話に登場した「腹筋崩壊太郎の腹筋」が商品化された。
<参考>
ネットで話題「腹筋崩壊太郎」って何?なかやまきんに君が熱演 - デイリー
・13年目(2023年)
筋トレサラリーマン 中山筋太郎(2023年9月29日 - 、読売テレビ・日本テレビ) - 主演・中山筋太郎 役(ドラマ初主演)
(以上、Wikipediaより抜粋)
といった形で、やはりこれまで取り上げた事例と同様に、四飛び周期にバッチリ一致した事象が表れている。
以下、ニュース記事より引用。
2021年末に吉本興業を退所して独立することになったが、それ以降これまでにないほど仕事の依頼が殺到し、2022年の1月から6月までの間に17社からのCMのオファーを受けた。
2022年は、アメリカ・ボディビル大会(マッスルビーチインターナショナル)で優勝も果たすなど、まさに会心の1年となった。
<参考>
なかやまきんに君、芸歴23年で大躍進遂げたワケ 筋肉留学、吉本興業からの独立もパワー!に | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
2022年は、一度目の筋肉留学で渡米した2006年を1年目として、
四飛び周期(1・5・9・13・17…年目)の17年目であり、
さらに一度目の筋肉留学から帰国した2007年を1年目として、
三飛び周期(1・4・7・10・13・16…年目)の16年目でもある。
(三飛び周期は原則凶事象の出る周期だが、吉方位で取った場合は吉事象が出る場合が多い)
つまり2022年は、一度目の筋肉留学の渡米(午寅の三合)と帰国(午戌の三合)の吉事象が出る周期が被る年だった(併せて寅午戌の三合火局成立)。
同様に、凶方を取った場合の "直し" について考えてみると、3ヶ月目 or 3年目に吉方位を取ることで、凶事象が出る三飛び周期に吉事象の出る四飛び周期が一部被る形になる。
それで凶方の影響が打ち消されると考えることもできる。
とはいえ、3ヶ月目 or 3年目に運良く吉方位があるとは限らないが、
その場合は方位関係無しに神社の土を使う直しもある。
という感じで、ちょっと複雑で細かい話しになってしまったので今日はこの辺で。
以上、今回はなかやまきんに君の二度の筋肉留学と帰国の方位について考察してみた。