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最近は方位学の検証事例をアップしています。

移住の方位 失敗と成功3 カフェ「ニールマーレ」の退去騒動(高知県土佐市)

移住の方位 失敗と成功2「小さな村で暮らす」(愛媛県別子山)

のつづき

 

 

 

カフェ「ニールマーレ」の退去騒動

新居地区観光交流施設「南風(まぜ)」(土佐市

 

土佐市移住者カフェ「ニールマーレ」

丁度移住方位の記事を書いていた最中に、高知県土佐市の地域おこし協力隊関連でもトラブルがニュースになっていた。

土佐市の観光交流施設「南風(まぜ)」にあるカフェニールマーレは、
2015年に地域おこし協力隊として東京から土佐市に移住した永田順治さんがオーナーを務めるカフェ。

2016年のオープンから7年、年間2万人以上も訪れる人気店となったという。

 

Cafe Niil Mare (@cafeniilmare) - Instagram

 

 

SNSの投稿が炎上

騒動の発端は、2023年5月10日にニールマーレの店長がSNS(X。旧Twitter)に投稿した内容。
南風の指定管理者であるNPO法人理事長から、営業方針の違いにより退去通告を受けたことに言及するものだった。

投稿の内容は、地域の有力者である NPO法人理事長による退去通告の捏造をはじめ、パワハラ・セクハラの実態なども告発するもので、理事長と行政との癒着とも取れる内容もあった。

 

 

この投稿を受けて、SNS上で大きな議論が巻き起こる。

カフェの店長がXに投稿した告発マンガが拡散され、22万回以上リポストされ、1億回以上のインプレッションを獲得した。

この件は市議会で取り上げられ、高知新聞朝刊にも移住者問題として記事となった。

その後、土佐市ホームページへ小中学校や公共施設への爆破予告NPO 法人への報復と説明)や誘拐脅迫、市長への殺害予告まで届き、市内の小中学校が一斉下校することになるまで波及。

国交省は市とNPO に対して、国の補助金1億円を目的外利用の疑いで調査。

カフェ側は9月に施設から退去することを店のホームページなどで報告。
高知市内で新たな店舗の工事を進め、10月上旬のオープンを目指しているという。

 


移住の時期と方位

東京から高知・土佐市の方位は、以下のとおり。

兌宮(西)の庚ノ方

東京から高知・土佐市の方位


永田さんは2015年3月に東京・渋谷の会社を退職し、4月1日に土佐市の地域おこし協力隊に着任しているので、移住の時期は2015年3月節だったと思われる。

 

2015年3月節の方位盤は、以下のとおり。

2015年3月節の方位盤

※方位盤では東西南北が地図とは逆表記となる。

 

兌宮(西)の庚ノ方

年盤:丁酉 五黄殺 歳徳神
月盤:辛巳 六白金星 月破

 

五黄殺と月破は凶だが、歳徳神は大吉。

事情を見てみると、移住した2015年を1年目として、
原則吉事象の出るとされる四飛び周期(1・5・9…年目)の9年目となる今年2023年に、今回の騒動でバズっているが、
5年目の2019年にもオーナーを特集した記事が取り上げられており、
土佐市のスナック 閉店危機を救った」「ハイセンスカフェ経営のオシャレ店長」などという形で紹介されている。

89歳ママ「最高に幸せ」土佐市のスナック 閉店危機を救ったのは…
(出典:高知新聞PLUS 2019年4月11日)

 

<参考>2019年の記事

89歳ママ「最高に幸せ」土佐市のスナック 閉店危機を救ったのは…【動画】 | 高知新聞

ハイセンスカフェ経営のオシャレ店長 永田 順治 : まち冒険プロジェクト

 

 

以前も述べたが、五黄殺は自動的・自発的な凶事象に関わる凶殺で、
自身が台風の目となり、周囲が振り回されるような事象として表れると言われている。

事象が出るのが遅い凶殺なので9年目は若干早い気もするが(まだ予兆に過ぎない可能性もあるが)、事象としては当てはまっているように思う。

年の五黄殺も月破も原書では抑えることができないとされており、最上の吉神とされている歳徳神と合わさった場合の事象はこのような形で表れるものなのかと非常に興味深い。

とはいえ、結局退去することになってしまったし、こんな形で注目を集めるよりももっと良い形の方がいいと思うので、やはり凶殺は避けた上で用いるに越したことはないように思う。

 

 

 

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