宇宙の法則の研究と実践

最近は方位学の検証事例をアップしています。

移住の方位 失敗と成功2「小さな村で暮らす」(愛媛県別子山)

移住の方位 失敗と成功1「りんの田舎暮らし」(北海道鶴居村)

のつづき

 

 

YouTube「小さな村で暮らす」チャンネル

 

移住失敗の動画が反響を呼ぶ

他に移住して失敗した事例としては、YouTubeの「小さな村で暮らす」というチャンネルが、家族で東京から愛媛に移住して一年後に
「【移住失敗】色々ありすぎて引っ越すことになりました」
という動画を公開して注目を集めた。

 youtu.be

 

この動画は2023年9月現在、490万回近くも再生されている。

 

この動画のチャンネル主は柳生明良さんという方で、東京で小中学校の教員をしていたが、東京での生活に疲弊し、新型コロナの影響で子どもたちが楽しく遊べる場も奪われていたこともあって、妻と子ども2人の家族4人で愛媛の別子山へ移住。

動画内では、地域おこし協力隊として現地で精力的に活動する様子が報告されていた。

 

しかし現地の団体との間でトラブルがあり、様々な嫌がらせを受けるなどした結果、体調不良を崩し救急車で運ばれる事態にまでになってしまう。

とうとう柳生さん一家は新居浜市から離れ、別の場所(高知県の大川村)へ転居することになった。

転居直前には、住んでいた集合住宅の上の階で不審火が発生し、家財が水浸しになるという災難にも見舞われた。

 

 

移住の時期と方位

以下、移住した時期と方位について見ていく。

東京・調布から愛媛・新居浜の方位は、兌宮(西)の庚ノ方。

東京・調布から愛媛・別子山の方位

 

最初に公開された動画で引っ越しの様子が撮影されており、
2021年11月某日とあるため、
2021年11月節の移住ということがわかる。

 

2021年11月節の方位盤は、以下のとおり。

2021年11月節の方位盤

※方位盤では東西南北が地図とは逆表記となる。

 

年盤:癸卯 八白土星 地支定位対冲
月盤:辛丑 七赤金星 天徳合

 

柳生明良さんの生年月日は不明だが、取り上げられた記事を見てみると、
2021年12月11日の記事では32歳となっており、
2022年2月19日の記事では33歳となっているため、
1988年12月11日〜1989年2月18日の間と思われる。

事象から判断するに、おそらく1989年の1月節の生まれではないかと思われるが、
その場合は、辰年丑月の生まれとなる。

天徳合である点は吉だが、
年盤に巡る卯は、生年支の辰との関係になり、
月盤の丑は、生月支が丑なので、月命殺となるため凶。


人間関係がこじれて移住は失敗したものの、それを告白した動画がバズったという形で表れたとも言えるかもしれない。

 

移住失敗動画が公開されたのは2022年12月16日だが、
移住した11月末から数えて

原則吉事象の出る四飛び周期(1・5・9・13…ヶ月目)と、
原則凶事象の出る三飛び周期(1・4・7・10・13…ヶ月目)の
両方の周期が重なる13ヶ月目であり、

" 移住失敗の動画がバズる" という吉凶両面の事象として表れたとも言えるかもしれない。

登録者数も、この動画を公開した時点では6000人だったとのことだが、2023年9月現在、3万3600人となっている。

 

ちなみに2021年は辛の年で、月盤に巡る辛は歳徳合のため良いのではないかと思う人がいるかもしれないが、一度盤上から消えたものは力無しと見る。
(2021年は4月節に一度消えている)

 


現代の日本社会を象徴するような話

古民家再生などかなり頑張っていたようだったので、このような結果になってしまったのは残念なことだが、
地域や世代間の価値観の相違から来るすれ違いは、過疎地域に限った話ではなく企業組織の中でも見られ、日本社会の現状を表しているようにも感じる。
動画のコメント欄に田舎の実態などが多く寄せられていて、リアルな声が参考になる。

個人的にも、旧態依然な構造の組織を抜けて新しいあり方を選択していることもあるので、柳生さんのように、地域が採算取れない事業を8年間も続けているものに協力したくないという気持ちはよく分かる。
不合理なことをやらされることほど苦痛なことはない。

役所時代に登記所の情報を手書きで書き写す仕事があって、転記誤り防止のための読み合わせなど結構手間だったので、電子化しようとフォーマットを作ったりしていたが、そんなことしたら自分たちの仕事が減るだのなんだのと言われてなかなか進まなかったことがある。

柳生さんの前職の教育現場なんてその最たるものだったと思うが、移住先でもそのような困難に直面してしまった苦労は察するに余りある。

方位もそうだが、そもそも過去の地域おこし協力隊も定着していない、何かしらの訳アリな地域を選んでしまった選択ミスのように思う。

とはいえ移住自体はナイストライで、今回は障害に阻まれることになってしまったが、若くてこれだけやる気のある人材は引く手あまただと思うので、他に行くところはいくらでもある。

新しい移住先は同年代の移住定住者が多い地域のようなので、新天地では頑張ってほしいなと思った。

 

 

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