宇宙の法則の研究と実践

最近は方位学の検証事例をアップしています。

移住の方位 失敗と成功1「りんの田舎暮らし」(北海道鶴居村)

 

コロナ禍をきっかけに、都会での忙しい生活を見直して地方移住を検討する人も増えている。
テレワークの普及や価値観の変化などにより、地方移住への関心はさらに高まっていくと考えられる。

しかし、移住は決して簡単なことではないようで、失敗した事例が度々クローズアップされることも多い。
移住に当たっては、移住先の環境や生活習慣、仕事の状況など、さまざまな要素を検討して慎重に判断する必要がある。

そこで今回は、これまでこのブログで取り上げている方位という視点から、
移住した時期・方位と、その後の失敗・成功の関連性について、いくつかの事例を取り上げて考察してみようと思う。

 

 

 

「りんの田舎暮らし」のりん氏

一つ目の事例は、「りんの田舎暮らし」というYouTubeチャンネルで知られるりん氏の移住時の方位について。

(今回、記事を書くにあたって調べた内容のため、細かい部分で誤りがあるかもしれないが、本旨は移住方位の検証のためご了承頂ければと思う)

「りんの田舎暮らし」のりん氏

 

YouTube「りんの田舎暮らし」チャンネルについて

「りんの田舎暮らし」は、北海道鶴居村に移住したりん氏が、田舎暮らしの様子を動画で紹介するYouTubeチャンネル。
2023年9月現在、チャンネル登録者数は約50万人となっている。

www.youtube.com

 

 

起業失敗から車上生活に

りん氏は、大学卒業を控えた2020年始め頃に、名古屋で美容脱毛サロンを開業。
しかし、世界的な新型コロナの感染拡大が始まった最悪の時期だったこともあって、半年後の夏に廃業。
開業したお店は自宅も兼ねていたため家無しになり、車上生活となった。

自然豊かな場所で田舎暮らしをしたいと考え、長野の上高地へ行き、自然の美しさに魅了される。
しかし上高地は観光地として栄えており、自然保護の観点から自給自足の生活を送ることも難しいなど、理想とする田舎暮らしとは少し異なったため断念。

 

 

北海道へ

名古屋へ戻った後、丁度始まっていたGOTOキャンペーンを利用してフェリーで北海道へ向かう。
北海道で活躍するYouTuberやインスタグラマーに連絡を取ったところ、様々なことが一気に動き出す。
ハンターの師匠やアルバイト先、仮住まいできる家などとの縁ができ、鶴の居る村、鶴居村へ移住することになった。

 

 

注目を集め登録者数50万人&踊るさんま御殿出演

2020年12月から始めたYouTubeチャンネルは、
自然に囲まれた美しい風景や、都会には無いユニークなライフスタイル、家賃7000円の家での生活などが注目を集める。

登録者数も伸び続け、2023年9月現在50万人を超えており、
2022年9月には「踊るさんま御殿」へ出演し、踊るヒット賞にも選ばれている。

踊るさんま御殿出演(出典:Google画像検索)

踊るさんま御殿出演(出典:Google画像検索)

踊るヒット賞(出典:Google画像検索)

踊るヒット賞(出典:Google画像検索)

 


現地住民とのトラブルにより避難

一方で、現地住民とのトラブルも発覚。

2023年4月には、
「【移住失敗】村から逃げ出した理由をご説明いたします。」
という動画が公開され、鶴居村から同じ北海道内の知床へ避難していたことを告白。

動画自体は2023年の公開だが、実際は移住から一年後の2021年の秋冬頃に避難していたという。
(当時は子どもの視聴者が多い事務所に所属していたこともあって、公開を控えていた)

村の男性から会いたいと言われ、誘いを断れば断るほどりん氏の悪い噂が増えていき、ついには所属事務所に自宅の襲撃計画があるとの情報提供まであったという。

さらに加害者は地元の有力者だったことと、鶴居村の自宅が村が管理する物件だったこともあってか、役所の人間が連絡なしに自宅に合鍵を使って勝手に内部調査に来たとか。

加害者グループの一人が避難先の知床にまで攻撃を仕掛けてきたりしたことで、警察の指示で緊急避難をすることになり保護されていたとしている。

現在は北関東に避難しているという。

www.youtube.com

 

 

移住時期について

移動の変遷を調べてみると、
2020年の夏に車上生活が始まり、最初に長野の上高地へ行ったものの、
名古屋に戻ってフェリーで北海道へ向かっている。

北海道の鶴居村への移住時期については、
週刊ポストの記事でりん氏本人が
「私が鶴居村に移住したのは、2020年12月末です」
と話しているが、

りん氏が被害を告発した加害者側も週刊ポストの記事で反論しており、
その中で
「2021年の10月頃にりん氏から『観光関係の人を紹介してほしい』と相談された」
と話しており、双方の話が食い違う。

 

一方で「りんの田舎暮らし」の最初の動画投稿が2020年12月11日で、
「故郷から遠く離れた地に移住して暮らしています。」とあり、
12月前半には既に移住した前提で動画が公開されていることがわかる。

さらにりん氏自身が、動画はリアルタイムに撮影したものではなく、
当時を再現するために、名古屋に戻るなどして撮影し直した旨の話しをしている。
そのため、なおさら12月末の移住だと辻褄が合わない。

少なくとも12月前半より前の移住と考えると、最初に鶴居村に訪れた時期に関しては10月頃で、車上生活や他の仮住まいの期間を経て鶴居村の物件を紹介されたのではないかと推測される。
(実際に「仮住まいに予約が入っていたから」として車中泊している様子が動画の中で表現されている。)

 

以上より、最初に北海道へ訪れた(加害者と接触した)のは
2020年10月頃と仮定し、方位について考察してみる。

 

 

移住方位について

名古屋から北海道の鶴居村の方位は、以下のとおり。

艮宮(北東)の丑ノ方。

名古屋から鶴居村の方位

 

2020年10月の方位盤は、以下のとおり。

2020年10月の方位盤

※方位盤では東西南北が地図とは逆表記となる。

 

艮宮(北東)

年盤:癸卯 一白水星
月盤:己丑 三碧木星 陽の貴人


りん氏の命式は以下のとおり。

りんの命式


りん氏は卯月生まれであるため、年盤に巡る卯は月命殺となるため凶。

一方で月盤に巡る「丑」は、命式に「寅」と「卯」を持つりん氏にとって、丑寅卯の三支並びとなる解神であるため大吉。
定位でも丑ノ方の方位なので、時期に関わらず解神の十二支の方位となる。

最初に移住を検討した長野の上高地、移住した北海道の鶴居村、避難先の知床は、いずれもすべて名古屋から見て丑ノ方の方位であることは興味深い。
(魂的に何か惹かれるものがあるのだろうか?)

名古屋から長野・上高地の方位

 

また、月盤の丑は、この年の貴人の方位である点は吉で、
この丑の貴人は定位の丑に巡ることから “還家貴人” と呼ばれ、さらに吉意が強い。

ただし、貴人は陰の貴人と陽の貴人があって、この場合は陽の貴人になるが、
原書に「陽の貴人は陽遁期に陽宮でしか用いることができない。陰遁期に用いると災いになる」とある。

この貴人の巡る艮宮は陽宮であるためその点は良いが、用いた10月は陰遁期に当たるため、要件を満たさない。
そのため原書に従えば「用いると災いになる」ことになる。
(どのような災いになるかまでは書いていない。)

したがってこの丑の方位は、解神で還家貴人である吉の面と、陽の貴人を陰遁期で用いたことによる凶の面の両方をはらんだ方位ということになる。
(月命殺の凶も含む)

実際に、田舎暮らしをテーマにしたチャンネルでYouTube登録者数が50万人までなったり、踊るさんま御殿出演&踊るヒット賞などの吉の面と、
村の男性たちとのトラブルから避難を余儀なくされた凶の面という形で表れていると言えるかもしれない。

 

次に、鶴居村から知床に避難した時期について。
移住からおよそ1年後の2021年11月に村を出たとのことだが、
一方で、2021年のクリスマスに知床へ避難したとも話している。
(どこか別の場所を経由して知床へ避難?)

 

鶴居村から知床の方位は、以下のとおり。

艮宮(北東)の丑ノ方

鶴居村から知床の方位

 

一応、2021年のクリスマス(12月25日)の方位盤を見てみる。

2021年12月25日の方位盤

艮宮(北東)

年盤:甲辰 九紫火星
月盤:癸卯 七赤金星
日盤:癸丑 二黒土星 暗剣殺 破れ

※この時期は二十四節気では大寒で、この年の大寒の艮宮は八節三奇であるため、その点は吉

 

月盤に巡る「卯」は、またしても命式の卯と月命殺となるため凶だが、
年盤に巡る「辰」は、命式の「寅」と「卯」、定位の「丑」と併せて、
丑寅卯辰の四支並びとなる解神で大吉。

 

鶴居村から知床へ避難した2021年12月25日を1ヶ月目とすると、

 

りん氏の襲撃計画があることが所属事務所に知らされて、事務所からりん氏に緊急避難するように連絡が入った2022年4月22日は4ヶ月目で、
凶事象の出る三飛び周期(1・4・7・10…ヶ月目)と一致する。

 

2022年9月20日放送の踊るさんま御殿への出演&踊るヒット賞は9ヶ月目で、
吉事象の出る四飛び周期(1・5・9…ヶ月目)と一致する。
(この月は、秋の全国交通安全運動で一日警察署長の大役も務めている。)

www.instagram.com

 


この事例を見てみても、解神が絡む方位だとしてもなるべく凶殺を避ける必要があると言えるが、なかなか細かい凶殺が絡んでくると、すべて頭に入っている訳でもない限り見落とすこともあるかと思う。

自分も学んだ直後に方位アプリにこの凶殺を反映していたから気づくことができたが(複雑な動きをする凶殺だったので結構苦労した)、それらを自動化できるのが機械の利点とも言える。

すべてを反映しきれている訳ではないが主要な吉神・凶神について反映しているので、方位アプリを使用希望の方は個別にご連絡頂ければと思う。

 

 

四柱推命的な考察

りん氏の命式を見てみると、日干甲木で、寅年、卯月、寅日生まれで木気がかなり強い。(寅も卯も木気の十二支)

四柱推命的に言えば木の従旺格のような形。

木気が極端に強い命式

 

通常、普通命であれば調和する五行が吉となるが、
このように特定の五行が強い場合は、特殊命に分類されるため例外となる。

特殊命の一つである従旺格の場合は、官星が巡る時期に破格となるとされているが、
官星というのは日干を剋する五行を言うが、日干が甲木の場合は、金剋木で剋する金の五行が官星となる。

2020年は庚子年で天干が庚金であり、りん氏の日干甲木からすると官星が巡る年だった。

2020年は年運に庚が巡る(従旺格破格)

 

前述のとおり、2020年入ってすぐに開業し、新型コロナの最悪な時期とも重なった影響で、夏に廃業し車上生活となっている。

官星は仕事などの意味があるため、それが破格による凶事象として表れたと見れば、事象的にも一致する。

2021年も辛丑年で、天干に辛金であるため官星が巡る年だが、官星は女性にとっては男性をも意味するので、
移住先で一年足らずで男性とのトラブルにより避難を余儀なくされたこととして表れているように見える。

ただ、大運が壬子の水気で、金気の剋を金→水→木という形で化殺するため、破格の事象は和らいでいると言えるかもしれない。
日干甲木から見て水気は印星と呼ばれ、日干を生じる五行であることから、支援者などの意味合いがある。
金気による破格の災いから避難し、保護されるという事象として表れているとも言える。

(従格の破格の凶意は大きく、他にも同じ北海道で言えば、従財格の破格だが、旭川女子中学生いじめ凍死事件などの事例もある)

現在避難しているという北関東への移転時期については不明。

 

 

 

りん氏の動向については色々と賛否があるようで、真偽は不明だが嘘ややらせ疑惑などもあるようだった。

所属していたUUUMについては、無償でPRする約束だった団体にお金を請求するという不正を知って辞めることを決意したとしている。

夏までにYouTube活動を辞めると報告していたが、今のところ(2023年9月時点)YouTubeの更新は続けている。

 

 

移住方位の検証については、他にも何例か続けてアップしていく。

 

 


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