宇宙の法則の研究と実践

最近は方位学の検証事例をアップしています。

4.降りてきた方位の叡智

 3.創造する意志 - アンドロメダから降りてきた星の叡智

のつづき

 

※この記事にはYouTube動画版があります。

 

 

方位学では、一年の始まりは2月の立春だったため、
前述の方位学講座は、今年一年がどんな年になるかを読む主旨のものだった。

 

その講座の最後に、参加者同士で感想をシェアする時間があったが、
初参加だった男性が話した内容が妙に頭に残っていた。

 

その内容は、東日本大震災について、

「発生したのが2011年の辛卯の年、3月の辛卯の月で、方位の年盤と月盤で、東に五黄殺という凶神が巡っていたことと、辛が卯を剋す形※になったことが関係あるのではないか?」

という内容だった。

(※辛は金、卯は木の五行で、金剋木の関係なため)

 

方位学では、移動する方位の吉凶だけでなく、凶神や九星がどの方位に巡るかを見て事象を占う手法がある。

講座の中でもその内容には触れていたが、その男性の発言は、一見すると思い付きのような唐突な話しだったため、妙に頭に残っていた。

 

ただ後から考えてみると、東は「震宮」とも言い、「地震」や「津波」の意味があり、
「五黄殺」には「破壊」や「腐敗」という意味がある。

また、卯は方位では東の「震宮」の干支でもあったため、
その男性はたしか自然科学系の修士らしかったが、今思えばその立場らしい洞察力に富んだ視点だったのかもしれない。

 

その発言のことをなんとなく考えていたら、ふと、あるキーワードが頭の中に入ってきた。

 

そのキーワードをネットで調べたところ、つい前の週に発刊されたばかりの一冊の書籍を見つける。

 

目次を見てみたところ、男性の発言に出てきた「東日本大震災」と「辛卯年」というタイトルが、丁度並びで掲載されていた。

 


丁度直前に、「2022年度イヤシロ人鑑定」の依頼者に、普段使うモノなどを「吉方位から取り寄せる術」を紹介していたが、
その発刊されたばかりの書籍を扱っている書店は自分にとっての吉方位でもあったため、
結果的に自分でも「取り寄せの術」を使って購入することとなった。

 

書籍の内容は鑑定者向けで専門性の高いものだったが、
依頼者から相談を受けた瞬間の年・月・日・時で方位盤を作り、
「四盤掛け」と呼ばれる手法で事象を読み取り、相談内容に対する答えを出すもの。

また運命改善のために吉方位取りも行う。

 

著者曰く「全ての原因はこの盤にあり、決してこの盤の中からはみ出ない」と言う。

 

「四盤掛け」については、九星だけで見る手法は、以前自分自身も講座の中で学んだことがあったし、関連する書籍も存在する。

 

しかし、今回取り寄せた書籍がそれらと大きく異なるのは、方位にめぐる干支も含めて解釈することだった。

その分、掲載されている実例を見る限り、それぞれの要素が立体的に解釈されており、使いこなすにはかなり経験値が必要そうだった。

 

著者自身も年齢が70代、鑑定歴は50年以上と、半世紀以上も占術の世界に携わっているようだったので達人の域なのを感じた。

 

依頼者の相談に対して導き出された答えの中には、位牌や先祖供養に関することに原因があるとするものもあった(例えば九紫中宮の日にきた鑑定は、迷仏という象意がある)。

 

凶方位を取ってしまった場合も、そもそもその元の原因は先祖や土地の因縁など霊的な部分にあるとする見方がある。

因縁を解くために、吉方位にある氏神の神社の土を清めて播くという手法などもある。

 

 

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