宇宙の法則の研究と実践

最近は方位学の検証事例をアップしています。

干支で読み解くぱんちゃん璃奈(投資詐欺被害、プロ無敗、ブレイキングダウンほか)

 

※この記事にはYouTube動画版があります。

 

 

今回は、女性キックボクサーのぱんちゃん璃奈氏が投資詐欺被害に遭った件について、運命学的、方位学的な視点から読み解いていこうと思う。

ぱんちゃん璃奈の命式

 

日干(生日の天干)は壬水。

天干には甲木、地支には寅卯(いずれも木気の十二支)があり、木気の強い命式。

木気は、日干の壬水の水気を水生木で漏らす五行であり、壬水からすると食傷という通変星となる。

 

通変星…五行の関係を星で表したもの。

 

通変星図(日干が水の場合)

 


元々木気の食傷過多で、壬水のエネルギーが弱い身弱な命式だったのが、
2022年は年運も寅の木気が巡ってきていたため、さらに身弱傾向が強まる。

木気の食傷は日干のエネルギーを漏らすので、食傷過多になると不注意からの事故等に遭いやすい時期。

昨年、交通事故で亡くなられた仲本工事も、大運との関係で食傷が著しく強まった時期だった。

仲本工事の命式

 

ぱんちゃん璃奈は、
2021年の3月に友人から「100%もうかる」と投資話を持ちかけられて300万円を投資し、その後も数百万円を注ぎ込んだという。

サイトが飛ぶなどして損失を出した後、
損失を取り戻したいという思いからいろいろなものに手を出す。

 

一方で、2022年の4月、練習中に前十字靭帯断裂の大怪我を負い、長期戦線離脱。

本人曰く「1年以上リングに立てないと言われたことが重なり、善悪の判断がつかない状態」になっていたと話している。

 

2022年6月の時点で投資の損失は1500万円以上にも及んだという。

 

その時期に、人気格闘家の那須川天心、武尊のサイン入りポスターを偽造、インターネットオークションに出品し、落札者から現金約9万円をだまし取った容疑で、12月に逮捕された。

ぱんちゃん璃奈、詐欺の疑いで逮捕

 

ぱんちゃん璃奈氏が上京したのは2015年、21歳の時だった。

大阪から東京の方位 東(震宮)甲ノ方

2015年の年盤

 

上京した時の方位を見てみると、

東(震宮)甲ノ方

年盤:壬寅 一白水星 暗剣殺

 

三大凶殺とも言われる暗剣殺の巡る方位。

暗剣殺は「他動的・他発的な凶事象」に関わる凶殺と言われる。

 

また生日干支の壬寅が巡っているのも凶となる。

 

年盤の凶方位の作用は、原則、1年目、4年目、7年目…という形で、3飛びで出る。

方災の発現時期

 

7年目が一番強く出るが、
2015年を1年目とすると、7年目は2021年となり、丁度投資詐欺の被害に遭った時期と一致する。

 

同じく2021年には、ワクチン接種後にアナフィラキシーの症状が出て救急搬送もされている。

 

 

4年目の2018年はどうだったのかというと、アマチュアで12戦11勝と、一見すると良い事象が表れているが、
調べてみると、2017年〜2018年にかけて、タイに5回、それぞれ数週間から一か月程度のムエタイ修行に行っており、その時の方位が良かったので、大きな凶事象が出なかったと思われる。

 

 

一方で再度2015年の方位盤を見ると、
この時期の東(震宮)の寅は、生日干支とは同じではあるものの、
年支戌と、三合火局の関係であることは吉(三合火局=寅午戌)。

さらに同じ東(震宮)には「歳徳合」という吉神も巡っている(乙の黄色い◯)。

(再掲)2015年の年盤

 


年盤での吉事象は、原則1年目、5年目、9年目に出るとされているが
(このスパンで凶事象が出る場合もあるが)、

2015年を1年目とすると、5年目は2019年。

吉事象が発現する時期(凶事象が出る場合も有り)

 

2019年にキックボクシングのプロデビューをして以降、13戦無敗という事象として表れたとも考えられるが、これは前述の2017年〜2018年にかけて数回行ったタイへのムエタイ修行の吉方位の作用も大きかったと思われる。

 

特に2017年の12月は、ぱんちゃん璃奈にとって、月盤で三合火局(=寅午戌)となる、午の解神が巡る方位で、2018年は年盤で、命式と寅卯辰の並び支となる辰の解神が巡る方位だった。

2017年の12月の方位盤(月盤)

 

2018年の方位盤(年盤)

 

この辺りの吉事象は、九星や易の見方だけでは説明がつかないところなので、本当の干支の吉凶を押さえる必要がある。

 


本命星が六白金星だと、四緑木星の方位は金剋木で凶?

身弱の日干壬水だと、弱める三合火局は方位でも凶?

方位の易の六十四卦が悪いから凶?

→そうとは限らない。

 


命式の方に戻ると、日干壬水で身弱であるため、
日干の五行である水気と、日干の水気を強める金気の五行が吉の五行となる。
これを喜神という。

 

それに対して、水気を弱める木気、火気、土気は凶の五行。
これを忌神という。

日干を強める五行・弱める五行(日干が水の場合)

 

年運で、2019年、2020年は、亥、子と、同じく水気の十二支が巡るため良かった。
実際にこの時期に連勝を重ねている。

十二支と陰陽五行



2021年の丑年に入ると水気も弱まり、2022年の寅年になると水気を漏らす木気が強まるため、凶事象が出てくる。

前述のとおり、2022年4月には、練習中に脚に大ケガを負っている。

 

それ以前の水気の十二支が巡った年はどうだったかというと、
2007年亥年、2008年子年、2009年丑年の前半くらいまでだが、
この時期には中学校のマラソン大会で、学校の歴代記録を3年連続で塗り替えたため、水泳部から陸上部に転向。

2009年、中学3年生の冬からオーバートレーニングによる疲労骨折で挫折、
進学した高校も中退という形で、

この時期も水気の旺衰と運気のバイオリズムが被っている。

 

<参考>

ぱんちゃん璃奈 - Wikipedia

 

 


「善悪の判断がつかない状態」になってサイン入りポスターを偽造し、逮捕されることになってしまったが、
善悪判断は五行的に言えば金気(金は五常では「義」)。

命式を見ると、その金気が0。

 

ちなみに命式で水気と木気が強い人は、情緒的な傾向が強いことが多い。

 

もしくは状況判断力ということであれば、財星の状態が関係してくる。

日干が壬水の場合、財星の五行は火気になるが、
日干の壬水は身弱であり、財星は日干が剋する五行で、
日干を弱める五行でもあるため、五行の調和から外れる。

そうすると、特に水気が弱まる時期に入ってくると、適切な状況判断ができないなどの不良な働きとして表れることになる。

実際に、本人曰く「バイトも居酒屋でお客さんの注文をすべて間違えてしまうなど、あまりに仕事ができず長続きしなかった」という。

 

 

2023年3月5日には、脚の怪我や詐欺事件からの初の復帰戦に臨んだが、
対戦相手が、昨年2022年にブレイキングダウンに参戦して以降、プロ格闘家となった坂本瑠華選手。

ぱんちゃん璃奈vs坂本瑠華

 

坂本瑠華選手も、昨年初参戦の2022年の7月のブレイキングダウン参戦時の方位が非常に良かった。

熊本から東京の方位

熊本から東京は北東(艮宮)の寅ノ方だが、
年盤に八白土星、月盤に九紫火星と、吉星が巡っていた。

 

少しずれれば東(震宮)の甲ノ方に入るが、
東(震宮)の甲ノ方の方位は、前回取り上げた飯田将成選手が取った吉方位でもある。

2022年7月の方位盤

 

同時期には、ブレイキングダウン7で啓之輔に勝利したジョリーや、大トリを務めた安保瑠輝也など、安保瑠輝也チャンネルのメンバーも、大阪や和歌山から東や東寄りの北東の方位を取って上京している。

安保チャンネルメンバー上京

 

信原空(勾配ニキ)も、7月のブレイキングダウン初参戦時は、岡山から東(震宮)の甲ノ方の方位を取っている(ただし8月中旬の上京時の方位は良くなかった)。

 

ブレイキングダウン経由でブレイクした選手で、7月上旬〜8月上旬に、東か東寄りの北東の吉方位を取っている選手が多いことは、注目すべき点ではないだろうか。

ブレイキングダウン参戦を機にブレイク

安保瑠輝也チャンネルメンバー



今回は、キックボクサーのぱんちゃん璃奈氏が投資詐欺被害に遭った件を中心に、ブレイキングダウンで活躍している選手についても、運命学的、方位学的な視点から考察してみた。

特に転居などで移転する場合、その作用は、このように数年経ってから表れてくる場合がある。

大きく移動する場合には、なるべく凶殺を避けて、吉方位を取ることが望ましい。

また命式において、特に財星が不良な働きをする場合には、あやしい投資話などには注意が必要となる。

 

また機会があれば、干支での考察を取り上げたい。