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今回は「干支で読み解くブレキングダウン」ということで、今話題の格闘家「朝倉未来」や、
朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める「ブレイキングダウン」に参戦している選手を、方位学的な視点から取り上げてみようと思う。
ブレイキングダウンと言えば、総合格闘技団体RIZINで活躍している格闘家、朝倉未来がプロデュースする格闘技イベント。
「街の喧嘩は警察とかが来ちゃって1分以上できないよね」というところから始まった、1分間最強を決めるというのがコンセプトの大会のようだった。
朝倉未来と言えば、格闘家である一方で、今でこそYouTubeのメインチャンネルだけでも登録者数300万人超のトップユーチューバーだが、
元々は愛知の豊橋で喧嘩に明け暮れ、少年院にも入った経験があるが、前田日明が主催したTHE OUTSIDERに参戦したことをきっかけに、格闘家への道を進むことになったことは知られる。
THE OUTSIDERは「不良達ヨ、覚醒セヨ」がキャッチコピーだったように、
競技制のみを追求した普通のアマ大会とは異なり、いわゆる「不良」の若者に格闘技を通じた更生の道を用意し、メジャー大会へと進む選手を育成することを目標にした総合格闘技大会だった。
朝倉未来が格闘技に専念するために、弟の朝倉海とともに愛知・豊橋から上京したのが2017年の夏(7月頃)。
方位学的に見るとその時の方位が非常に良かった。
愛知から東京は、東寄りの北東(艮宮)の方位で、24方位(八方位×三区分)では寅ノ方と呼ばれる方位。
方位学として九星気学が有名なので、方位に九星が巡ることを知っている人は多いかもしれないが、方位を見る際には九星だけでなく干支も巡っていると考える。
今回は、自作した方位盤プログラムによる方位盤を交えながら解説を行っていく。
2017年7月の方位盤 (方位盤のルールとして、東西南北が逆になって表示されるため注意)
寅ノ方の艮宮に巡るのは、
年盤:庚子 四緑木星
月盤:庚戌 六白金星
朝倉未来の命式は以下のとおり。
この年盤で巡る庚子の「子」が、朝倉未来にとってプラスになる重要な十二支で、「解神」と呼ばれるもの。
解神とは、自己の生年月日の地支が三合会局になる、方局になる、または並び支になるために、不足となる十二支を指す。
朝倉未来は、命式に辰と申があるため、「子」がくると子辰申の三合水局という関係が成立し、十二支の関係では大吉と見る。
そして事象の方では、四緑木星が巡っており、「社会的信用を得る」や「社交的になる」などの意味合いがある。
上京後の2018年に始めたYouTubeチャンネルは、街の喧嘩自慢とのスパーリングが注目を集めることになる。
他のYouTuberとのコラボなども多く行っており、四緑木星の事象がよく表れているように見える。
方位では、事象は九星で見て、それがどういう結果になるかという吉凶は干支にあるとされている。
またそれ以外にも、多数の吉神・凶神が存在する。
凶神を避けた上で、自己にとって良い干支と九星を取ることが重要となる。
昨年2022年5月には、トレーニングのためにハワイとラスベガスへ渡米。
2022年5月の方位盤は以下のとおり。
※通常アメリカ方面の方位は、直行すると東北(艮宮)と見るが、ハワイに二週間ほど滞在してからラスベガスへ渡っており、その場合は東(震宮)の方位の影響が強くなる。
2022年5月の東(震宮)
月盤:壬子 六白金星
この時もまた、朝倉未来にとって解神の「子」が廻る方位だった。
さらに、天干の「壬」は、2022年の「歳徳神」が廻る方位でもある(上記方位盤では黄色い◎の箇所)。
歳徳神は、いわゆる恵方と呼ばれる方位になるが、一般的に知られているものは定位のものなので、壬の定位の「北北西やや北」と言われたりする。
しかし実際には、月盤で壬が廻る方位も歳徳神とされ、月盤で廻るものの方がより吉意が大きい。
月盤の吉方位の効果は、方位を取った月を入れて、5・9・13月という形で4飛びで出ると言われているが、この場合5月を一つ目とすると、五つ目の9月は、プロボクシング50戦無敗の元5階級王者のフロイド・メイウェザーとの試合が行われ大きな話題となった。
歳徳神というのはその年の顔とも言える吉神であるため、そのような事象も納得できる。
朝倉未来と朝倉海がスペシャルアドバイザーを務める格闘技イベント「ブレイキングダウン」も、選考オーディションを含め、Youtuberランキングで上位を独占するなど、昨年2022年は大きく話題になった。
朝倉兄弟の命式を見比べてみると、兄の朝倉未来が未と申、弟の海が酉と戌で、
二人合わせて未申酉戌という形で、十二支が四支並びになる。
つまり、お互いがお互いの並び支となる解神を持っていることになる。
これは夫婦の相性などを見る場合にも重要な視点で、天皇家ではお互いにとって必要な十二支を結婚の日取りで補うなどの術を行っていた。
また命式の構造を見ると、兄の朝倉未来が水剋火なのに対して、弟の朝倉海が金剋木なのが特徴的。
それぞれ土気もあって、二人の命式を合わせると、木火土金水のすべての五行が揃う形になっている。
ただし、若干木気が他の五行と比べると力量が心許無いところだが、2022年は寅年ということで、年運に木気が巡ってきていた(寅は木気の十二支)。
さらに、朝倉未来が親しくしている人間関係を見てみると、朝倉未来にとって必要な五行である金気か木気が強い人物がやけに多い。
YouTubeメンバーの
「吉田くん」「佐々木くん」「たくまくん」「岡くん※」は、
いずれも木気の強い2月、3月(寅月、卯月)生まれで、金も持っている。
※岡くんは2022年6月にメンバーから脱退。
2021年11月、ABEMA企画で「朝倉未来にストリートファイトで買ったら1000万円」で、朝倉未来に挑戦した元EE JUMPの「後藤祐樹」と「久保田覚」も木気と金気が強い命式だった。
また、別れてしまったようだけど、朝倉未来と付き合っていると噂された「小倉ゆうか」も木気と金気が強かった。
さらに朝倉未来が表参道で偶然スカウトして、空手の世界大会で数々の優勝経験があったことからブレイキングダウン6に初参戦し、朝倉未来の事務所と選手契約もした「和田静里奈」も木気と金気が強い。
金気と木気ではないが、ブレイキングダウン7オーディションで初参戦し、同じく朝倉未来のインフルエンサー事務所と契約したお笑いYouTuberの「ぬりぼう」は、朝倉未来と解神を補い合う関係。
ぬりぼうが「子」「辰」持ちで、朝倉未来が「辰」「申」持ちなため、二人合わせて子辰申の三合水局が成立。
運命学的に良い相性の人物とこれだけ縁があるのは、流石に偶然とは思えない。
五行は色や食べ物、方位のほか、関わる人間関係からも補うことができるが、
五行が揃うと何が良いかというと、地球の五行と一体化した状態で言霊を発すると、それが現実化すると言われている。
一般的に言霊というのは、自ら発する言葉を意味するが、かつて宮中祭祀を司った白川神道では、言霊=意志とされていた。
(言霊とは、言葉を発する前の意志という意味合いがある。)
白川神道は伯家神道とも言われ、平安時代から江戸時代まで800年間、天皇を神にする御修行を担っていた神道だった。
天皇は和歌を通して、国家安寧を意図する言霊を現実化させていたと言われる。
つまり、五行を網羅すると自らの意志で現実を創造しやすくなるというわけだ。
(逆に五行が不調和だと、現実がうまくいきづらいとも言える)。
朝倉未来は、魂レベルで自分に必要な五行を人間関係から補うことで、自らの意志を現実化させた結果、ブレイキングダウンという社会現象を巻き起こしたと言えるかもしれない。
これは五行の網羅による現実創造という意味では、非常に興味深い事例ではないかと思う。
個人の生年月日から干支を割り当てる占術としては四柱推命が知られるが、
実は一般的な四柱推命は、庶民が王になれないように意図的に真実を半分隠したものという側面がある。
そのため、被支配者としての道徳的な面が強調されたものとなっている。
しかし本来は、五行を網羅することで自らの意志(=言霊)を現実化させるための帝王学であった。
ハプスブルグ家を、ヨーロッパ最強の国家に押し上げる基礎を築いたと言われるフリードリヒ3世は、この言霊の力を用いていたと言われる。
城壁や調度品、壁画などには、AEIOUという言葉が刻まれたものが多く見つかっているが、この母音AEIOUは地球の五行に対応する。
余談だが、自分は個人的に、ブレイキングダウンのような、ややもすれば既存の価値観からすると批判的な意見も多い、賛否両論ある社会現象の中に、
これからの時代を迎えるにあたって、自ら現実を創造する創造主になれるかというようなヒントが、多く含まれているのではないかと考えている。
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