17.ロゴストロン最新機種「Holo」 - アンドロメダから降りてきた星の叡智
のつづき
※この記事にはYouTube動画版があります。
やまとの法則の講座の中で出てきた話だが、
天皇が365日の端数を調整する儀式のことを太歳といい、
それを、八節と朔望※が一致する日を選んでやっていたのだという。
※八節…立春、立夏、立秋、立冬、春分、夏至、秋分、冬至のこと。
※朔望…新月と満月のこと。陰暦の1日と15日。
この調整を間違うと、どんどん天体の運行とズレていってしまい、農作物の収穫やあらゆる行事にも影響してしまうので、後世のためにも間違えることのできない大事なお役目だった。
しかし、持統天皇の時代くらいまではあったが、消えてしまった。
この太歳の儀によって、天皇が天皇として認められたという一番重要な儀式だった。
それくらい星の動き、天体の動きは、日を定める意味があり、海の航海だけでなく歴史的にも重要だった。
そしてこの太歳というのが何なのかと言うと、太歳の星というものが存在し、それがアンドロメダ銀河なのだという。
神功皇后の時の皇后元年に、春分と日食が重なる珍しい現象が起きた。
辺りが真っ暗になった中に一番輝いていたのがアンドロメダ銀河で、
その時に古代の人は、直感的に、このアンドロメダが天の川銀河の祖先だということを知った。
これが当時の海人族の生き方に関係していたという。
ちなみに方位学でも、その年の干支の方位のことを太歳と呼ぶ。
例えば、今年は寅年なので寅の方位、すなわち東北東が太歳となる。
太歳は、吉神、凶神に関わらず、その作用が極めて強く出る方位としても知られる。
小野寺氏は、辞書で太歳と調べると木星と出てくるが全然関係ない、どこかでそういう話を作ったのだと思う、と話していたが、
実際に辞書で調べてみると、
「太歳」
1.木星の異称。
2.暦注の八将神の一。木星の精で、その年の十二支と同じ方角に位置し、その方角がその年の吉とされる。太歳神。
とある。
この部分は小野寺氏の見解とは相違のある部分ではあるが、
木星の公転周期はおよそ12年なので、確かに十二支と一致する。
<参考>
太歳 - コトバンク
木星は太陽系最大の惑星であり、多数の小天体を引きつけている。
この木星が存在しているおかげで、隕石衝突の確率が木星の8000分の1まで少なくなっているという。
木星動画
【守護神】木星は地球を守り続けている、彼がいなければ今の地球は存在しない
— 宇宙と科学の世界🌎 (@space_kagaku) 2022年8月21日
太陽系最大の惑星である木星が、たくさんの小天体を引きつけていることが分かる映像。木星が存在しているおかげで、隕石衝突確率が木星の8000分の1まで少なくなっている。 pic.twitter.com/XaNWINNDou
これだけ天体に影響を与えるのだから、人間を含む地球上の生物に何らかの影響を与えても不思議ではない。
特に方位学では、十二支の三合関係というものを重視する。
例えば今年は寅年のため、寅・午・戌の三合火局となる方位は重要であると見る。
それに対して申・子・辰は三合水局。
伊勢神宮の灯籠は、事故が起きたためすべて撤去されてしまったが、
灯籠の下側に刻まれていた六芒星は、この水と火の三合と言われている。
これが神紋。紋では最高の紋と言われた。
これが表紋で、裏は木と金の三合になっていた。
先程の木星と隕石の動画を見てみると、この三合関係と同じようなトライアングルを形成しているのも興味深い。
この方位学でいう太歳と、天皇が365日の端数を調整する儀式の太歳との関連性も気になるところである。
次の記事