のつづき
※この記事にはYouTube動画版があります。
吉方位から取り寄せた書籍の話しに戻ると、一般的に方位の干支は、定位から動かないものとして考えられているが、
取り寄せた書籍は、九星だけでなく干支も時間の変遷によって移動することが前提となっている。
例えば一般的に「今年の歳徳神(いわゆる恵方)は壬の方角で、北北西」という形で、壬の定位は北北西のため、一年間北北西から動かない。
しかし、壬の方位は定位のほかに、例えば今年の月盤であれば、4月は東南、5月は東、6月は南西という形で移動するものもあり、それらも今年の歳徳神とされている。
方位に干支がめぐって移動するということ自体は、自分自身も今から3年前に知った概念だった。
以前記事にも書いたが、自分は丁度今の仕事と方位鑑定を始めるタイミングだった2019年夏に、
自宅から見て定位での歳徳神の巡る方位でもあったため、
「何かを始めるのに良い、すべての始まりの地」という、千葉・茨城の東国三社巡りをした。
たまたま鹿島神宮の外の道を挟んだところにあった猿田彦大神が祀られる社に参拝した直後に、方位の叡智との出会いがあった。
後に知ることになったのは、猿田彦大神は、方位の神、導きの神と言われているということだった。
その時に知った方位の叡智を簡単に言い表すとすれば、
「方位には、年月日時ごとに干支が巡っていて、さらにその干支が、自分自身を基点として、中央と八方位に、毎年、毎月、毎日、毎時、時間の変遷によって移動する法則がある」
というものだった。
つまり、毎年の干支が変わるように「時間」の変遷だけでなく、
九星気学の飛星の法則のように、自分自身を中心として、
方位という「空間」にも干支が巡っており、
それが移動する人間に対して影響を及ぼしているという法則である。
猿田彦大神を参拝した直後に、縁があって学ぶことになった方位鑑定士養成講座では、その時空に巡る干支の概念を用いて、個人の生年月日から表される四柱推命の命式にアプローチすることで、開運に導く手法を学んだ。
次の記事