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福男の悲劇


 

※この記事はゾゾっとした話しからの分離記事になります。

トピックが多かったので分けました。

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兵庫県西宮神社の境内で行われた2019年の福男選びで、
優勝した男性が、結婚してるにも関わらず浮気をしたとして、
Twitterでその浮気相手の女性と名乗るアカウントから、証拠となるLINE履歴の画像と男性の写真を暴露するRTが流れてきた。

LINE画像を見る限り、男性はひたすら謝っているものの、容赦なく公開処刑されている。
本物か捏造かはわからないけど、なかなかエグいというか、不倫男のレッテルを貼られてネットに拡散されたことで、それを一生背負っていくことになる。
悪意があれば人を貶めることでも何でもできそうなのは恐い。

女性からしたら浮気した男が悪いという意見もあるかもしれないけど、
結婚という制度が、個人を縛り付けるためや、
個人の独占欲を満たすためのツールに成り下がっているのではないかとさえ思えてくる。


上で書いたとおり、貞操の本当の意味は一般的に言われてるものと違ったという話しもあるし、
既存の結婚制度や社会制度について考えるに、個人の幸福より、国家の統治に重きを置かれて作られているようにも思う部分が度々ある。

 

これらの制度の起源がどこにあるのか。

調べてみると、

現在の一夫一婦制は、かつて日本が推し進めた急激な西洋化に伴い、
貞操観念を重視するキリスト教の影響もあって、
明治政府が一夫一婦制を制定し、結婚(婚姻)制度が確立した

とある。

結婚の起源とは? - NAVER まとめ

 

ただ、当時のキリスト教でいう貞操観念は、上で書いたアフロディーテの神話の話しを聞く限り、本来の意味ではなかった可能性がある。
特に宗教教義などは、その時々の統治者の都合によって意味を書き換えられていることが多い。

 

これは結婚制度だけに関わる話ではないけど、
国家の統治に関して日本の歴史を遡ると、
家庭崩壊、一族滅亡、国家滅亡までも目の当たりにしてきた持統天皇が、強烈な存在不安と人間不信を元にして、
自分を守る城塞、人を罰する刑罰など、あれもこれも整備していった経緯があることがわかる。

持統天皇は国家統治のために、古来からの日本の神であった“縄文の女神”をも封印した。

 

 

たしかに法律や決まり事などを見ても、不信に基づいて定められていると感じる部分はあり、やたらと“悪いこと”や“罪”が多くて窮屈に感じることはある。


日本において、縄文~現代までの結婚制度を始めとした法制度も、その時々に応じて変化してきたと思われるけど、
現時点において国の存続が危ぶまれるほど未婚率や少子化が進んでいる以上、
その意味では現行の結婚制度が、本来の国家の統治としての目的を果たす機能自体も損なわれつつあるようにも見える。
労働人口が足りないからといって、移民を受け入れて済む問題なのか。
日本という国は、日本人のDNAがあってこその日本であるとする説もあり、
このまま日本人が滅亡すれば世界の滅亡にも繋がる可能性もある。

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縄文時代は少なくとも1万年、一説によると数万年続いたとも言われている。
それであって、身分差や貧富の差もなく、平等で平和な時代で、
結婚という概念もなく、愛の交流はオープンで制限なく自由で、子どもは共同で育てたとする説がある。
人の寿命や、気候や環境、食料事情などの背景も、今とはまったく違ったと思うので、一概に現代に当てはめられるかはわからない。

いまの社会は、家族、家庭という単位で区切ったり、仲間と他人を明確に分けたり、
それぞれがバラバラに分離しているようにも見える。
不毛な争いも日々行われ、消耗し合っている。
「結婚は墓場」だと言う言葉があったり、芸能人の不倫バッシングの激しさなどを見てみても、個人としての不満も表れているように思う。
だからこそ、そのような縄文時代のあり方というのは魅力的にも見える。

例えば、お金や生活の心配が無く、子育ての負担も皆で協力して負担も少なく、誰と交流してもよく、性感染症のリスクや妊娠も制御できるような安心できる社会だったとしたら、
今回の福男のような悲劇も起こらなかったかもしれない。

 

あいつが悪い、こいつが悪いで終わってしまいがちだけど、
それでは何も進歩しない。
憲法の理念にあるような個人の幸福を最大限に尊重するならば、
男、女、子ども関係なく、どうすれば個々人が幸せになれるかについて、
結婚や家族、家庭、コミュニティーのあり方について考える余地はあるのではないかと思う。


今回、渦中になった男性もせっかく福男に選ばれたのに、福があるのかないのかわからない。
年初から本当にゾゾっとした話しだった。

 

 

 

 

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