大晦日の格闘技イベントRIZIN.14で行われた、那須川天心vsフロイド・メイウェザーの試合、かなり注目されていましたね。
実際やってみると予想以上に力の差があったように感じました。
今日は2人の選手を四柱推命の観点から見てみようと思います。
フロイド・メイウェザー
まずフロイドメイウェザー選手。
※生時推定(後述)
日干は壬水で、日支子水に支えられており、月干にも壬水があって団結しています。
生まれ時間が分からないので時柱不明ですが、“超人的な反応速度”と称されるほど反射神経に定評があることを考えると食傷(甲乙)隣接の可能性が高く、
壬寅、癸卯、甲辰、乙巳あたりが考えられます。
27歳(2004年)以降の己亥の大運でも勝ち続けていることを考えると、財官の通変の調和(※)が成立する火がきている必要があり、
そうなると時柱は巳火の財も兼ねる乙巳辺りではないかと推測します。
(通常は地支は通変の調和を見る上で見ないが、日支が子水で日干と同じ五行のため)
※通変の調和
これで27歳までと47歳~67歳までは、庚辛酉申金(印)と乙木(食傷)で、印・食傷の通変の調和が成立し、
27歳~47歳では財官の通変が調和が成立します。
生涯を通して通変の調和が成立する形になるため、社会運がかなり良いです。
プロでの戦績は50戦50勝無敗。史上初めて無敗のまま5階級制覇を達成したなど、
最強のボクサーとして評価されていたのも納得ができます。
ただ、比劫強、食傷強は反社会的な側面もあります。
特にこの形に官殺が巡ると、そういった性情が表面化することが多いです。
自己を抑制する・律する働きがある官殺を、食傷が剋してしまうからです。
(日干壬水の場合は、甲乙木の食傷が戊己土の官殺を剋する)
27歳~47歳の大運に戊己土の官殺が巡ってきます。
厳密にいえば、26歳の後半(2003年癸未の後半)から未土の土が旺じてきていますが、実際に2003年12月に内縁の妻への暴行で最初の逮捕をされています(その後無罪となる)。
加えて、日干壬水は己土が巡ると“己土濁壬”と言われように濁ってしまうので、
27歳~37歳の己亥は干支関係もあまりよくないです。
壬水は性質上、清らかさが求められるので、それが濁るということは、それに伴うトラブルが多くなってきます。
2010年、33歳の時に再び内縁の妻への暴行容疑が原因で実刑を受けています(それ以前もトラブルはあったが、起訴や執行猶予に留まっている)。
560万ドルもの税金滞納もあったようです。
水が強いと精力旺盛かつ自由なので、その辺りも女性スキャンダルとして出ているとも言えます。
女性関係はかなり派手のようですね。
メイウェザーの女関係がやばい!結婚して奥さんがいるのに彼女がいる? | 千客万来ニュース
人種差別・性差別的な発言が問題視されていることについても、
比劫・食傷強による表現過多(舌禍を招きやすい)、
己土濁壬による性情の濁りが表出したものと見ることができます。
実際トラッシュトークが多いようですね。
2014年には「最も嫌われているスポーツ関係者35人」の1人にも選出されています。
那須川選手が「ボクシングの技術だけで普段の態度は真似したくない」という理由もこの辺りにありそうです。
以上より、社会運がいい面と悪い面が混在していることが分かります。
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那須川天心
次に那須川天心選手です。
生時は不明ですが、
日干は丁火で、日支酉金、月干庚金と金に囲まれている上に、申月の金旺の生まれなので、金の事象がより強く出ます。
日干丁火からすれば金は財星にあたるため、同時に財星の事象も強く出ることになります。
金は観察眼や反射神経を司ります。
財星は目標意識、外部環境をコントロールしようとする意識、空間把握能力に関連します。
日干の五行の力量と比べてもかなり大きいので、その分の大きな目標意識を持っていることがわかります。
アクロバティックな回転蹴りなど、あれだけ打撃を的確に当てられるのは、
天性の反射神経と空間把握能力によるものだと思われます
財は強く作用すれば、父親の影響が大きい人が多いですが、
実際にも幼少の頃から父親が仕事をセーブしてまで練習に付きっきりだったようです。
那須川選手自身も
「父親のプレッシャーは本当にすごかった。タイトルマッチや大舞台のプレッシャーですら、父親のプレッシャーに比べると大したことないと感じてしまう」
と話してることにも表れています。
大運を見ると、17歳まで辛酉で、天地ともに金が巡っているため、その傾向はなお強くなります。
通常ならば、日干が弱い場合にこれだけ強い財が隣接していると父親との関係は悪くなりがちですが、
那須川選手は年月日で見る限りは日干の丁火を強めるものがないので(寅木は年支で位置が遠い)、従財格という、日干が強い財星に従う形になり、
通常とは五行の吉凶が逆になります。
(これを外格という。通常は日干が強ければ弱める五行が、弱い場合は強める五行が巡りバランスすることが望ましい)。
従財格は、破格しなければお金や人間関係に恵まれる人が多いです。
壬癸水の官殺が、年運では2012年、2013年(13歳~15歳)に、
大運では17歳から巡ってくるので、
命式の財星と併せて財・官殺の通変の調和が成立します。
以降、通変の調和は51歳まで続き、
ピークは天地共に癸亥の官殺が巡る27歳~37歳とみることができます。
これから社会的なプレッシャーも強まってくるものと思われます。
まだ若干20歳なので、格闘家としてこれからも期待できそうです。
【これぞ神童!】那須川天心 天才的KO トップ15 2018年1月版 Top 15 Knockouts of Tenshin Nasukawa
那須川選手、メイウェザー選手共に社会運が良く、実績もあるので、
“どちらが勝つか”ということまでは命式からは分からないですね。
以上簡単ですが、今日は那須川天心vsフロイドメイウェザーについて、二人の性情を中心に占ってみました。
マイケルジョーダンとの共通点
おまけ
那須川選手をの命式を見ていたら、財星に囲まれている従財格という意味では、マイケルジョーダンの命式と似ていることに気付きました。
日干辛金で、月干支甲寅、日支が卯と木の財星に囲まれている。
財星が良好に働いた場合はお金に恵まれるという点も、
生涯収入として最多の2000憶円超で、
商業的にも最も成功したスポーツ選手と言われていることにも表れています。
また、父親が不慮の事件により亡くなった際に、
「最初のNBA優勝の後に父親と約束した夢」だったというプロ野球転向のために、
一時引退までして挑戦したというエピソードからも、父親との関係の深さがわかります。
プロスポーツ選手の生涯収入ジョーダンが最多(メイウェザーは9位)※2017年12月時点
命式が分かった上でジョーダンのプレーを見ていると、自分の力量以上の大きな目標に向けて努力する姿勢というのは、人間の限界を超えた可能性を感じます。
ひとえに努力と言っても、五行的に見ればそれぞれのメカニズムは異なりますが、
大きい目標を掲げてそれを達成するための努力という意味では、那須川選手はジョーダンと共通しているとも言えるかもしれません。
執念がすごいディフェンス
よく飛んでる映像。
・黒色人種の起源は鳥類系宇宙人?
坂本廣志さんの著書を読んでいたら、黒色人種の人類を作ったのは鳥類系宇宙人と書かれていました。
黄色人種とは明らかに違う身体能力も、宇宙的な起源が違うと考えれば納得!?