今回は五行の視点(四柱推命)から見た官殺とDVの関係性について、書きたいと思います。
時日月年
○乙庚丁
○巳戌丑
年齢 大運
3~ 辛亥
13~ 壬子
23~ 癸丑
33~ 甲寅
父がペルー人と日本人、母がブラジル人で、本人はクウォーターと言っていたが
日本人が1/4の方。
小学生の時より親がかなり厳しく、よく殴られていたとのこと。
祖母も教育用のムチを買って親に渡す(!)などDVな家庭環境。
また学校でも同級生によるいじめなど。
最近友達関係でもSNSで常に繋がっている状態で、グループ外しなどよく聞きます。
最近学生の自殺もかなり多いですね。
辛い時期に歌に救われたので、自分も苦しんでいる人の助けになるような歌を歌いたいから歌手を目指しているとのこと。
絵を描くのも好きとのこと。
命式を見ると、日干である乙木が秋月の庚金(官殺)に強く剋されています。
強い官殺に弱い日干が剋されている形は、親や恋人からのDVや、いじめなどを受けているケースがとても多い。
反対に日干のエネルギーと比べてそこまで強くない官殺が剋している場合は、
良好な作用となり、責任ある役割(学生であれば生徒会など)を担っていることが多い。
もしくは自分を律する武道などを習っていたりする人もいます。
乙木は木の陰であり、自然界でいうところの草花であり、
水から栄養を与えられ、火の太陽を受けてすくすく育つ形がいいです。
女子バレーで活躍していた木村沙織なんかがそのような形になっている。
火は日支に巳火があり、木から見たら表現の五行。絵を描くのが好きだったり、
歌を歌ったりすることに興味があることなどに表れています。
庚金は金の陽で、金属の斧や鎌であり、草花には強すぎます。
話していてとても脅迫観念が強い印象を受けた。(~~しなきゃいけないなど)
エネルギーを吐き出す食傷の五行が近貼してるからか、言葉がどんどん出てきて話が止まらず、ただただ聞いていたら気付いたら3時間が経過していた。
日干に比べて官殺の力量が大きいということは、
自分の力量に比べて背負おうとしているものが大きすぎるということです。
幸いにも大運は現在水旺であり、金→水→木と五行通関して金の剋からのクッションになっているため、多少は和らいではいる。
また33歳からは木旺の大運であり、天干にも甲が来るため、
木のエネルギーは強くなり、庚金の剋にも耐えられるようになる。
いい運気です。
何やら大きな仕事に縁があることがわかります。
ちなみに木は情的な部分で神経を、金は冷徹な部分や決断力を司ると考えれば、
自分の中の冷徹な部分が情的な部分を剋し、それが故に神経を痛めてしまい、
神経の病気やうつ病として表われる場合もあります。
下記サイト、「五行のバランスで木が強い場合、弱い場合、剋されている場合に表れる病気」参照
金が義理、木が情の要素と考えれば、
金木が強い場合、義理と人情に篤い人とも言えます。