宇宙の法則の研究と実践

最近は方位学の検証事例をアップしています。

循環器系の病と火(水)の関係について

※この記事は3年くらい前に旧ブログで書いた記事ですが、再掲します。

 

 


その人の命式を見れば、身体の五行のバランスを知ることができる。
五行の偏りは、病気になりやすい臓を表す。
事前に知ることで予防することができる。


父親を10年前にくも膜下出血で亡くして以降、同じ病気を発症する有名人は気になっていた。
五行の観点から見れば、血管や心臓など循環器系の病気には火が関わると言われている。
たしかに有名人がそれらを発症したというニュースを見る度に命式を作ってみると、火に関わる共通点を見出すことができる。

 


他にもあるかもしれないが、大まかに以下の3点。

①火が大過する
②水が弱い火を剋する。もしくは火が弱く木に頼る場合は、その頼みの木が剋される。
③強い火と強い水が衝突する。




・父

○丙己乙
○申卯未

大運
10戊寅
20丁丑
30丙子
40乙亥
50甲戌



京都出身。
地元の洛南高校の出身。今でも京都府内で一番偏差値が高い高校みたいです。
更に特進クラスで勉強はできたらしい。
薬科大に進学後、薬剤師免許取得し製薬会社勤務。
10代は大運も木旺運であり、この辺りは木印が学業や専門性として事象が出ている。
20代後半に水旺(官殺)運に入ると1男(自分)、1女を、30代にも1女をもうける。男命にとっての官殺は子女縁を表す。
この頃より転勤族であり、製薬会社の大規模な組織統合などもあり多忙であったようだった。また出世もした。
夜帰ってくるのが遅く、また休日でも接待の二日酔いで洗面器を枕元に置いて寝てるばかりでほとんど会話はなかった。
男命にとって官殺は子女縁でもあり、出世運でもある。
三柱で見る限りは日干丙火には根がなく、水旺運はしんどそうだが卯木によりなんとか持っている状態であったのだろうか。
2005年の乙酉年の3月に49歳でくも膜下出血(脳動脈瘤破裂)により死去。
2月の節入りに乙酉年に変わってからわずか1カ月だったが、酉卯の冲で頼みの卯木が無効となり日干は生じられるもの無くなり、水旺の大運に耐えられなかったのではないかと考えます。




アインシュタイン

甲丙丁己
午申卯卯

大運
2丙虎
12乙丑
22甲子
32癸亥
42壬戌
52辛酉
62庚申
72己未

こちらも卯月生まれの丙申でした。
月支、年支の卯に根のある甲印がよく効いています。物理学の功績については今更述べることはないと思います。
52歳からの大運は辛酉ですが、卯が年、月に2つあり情不専(集中しないというような意味)で直接の冲にならないと考えるか、
または丙は時支の午に根あり、印なくても致命的にならなかったと考えるか、
いずれにしても52歳から72歳まで20年間、天地ともに辛酉、庚申と金の旺じる大運は、

時干の甲を剋します。

木の象意として、「木が枯れれば、血管、血液の病」とあります。

五行の疾病

時干甲木には、前述のとおり月支、年支の卯に根のあるので枯れてはいませんが、

金の剋により徐々に血管にダメージが蓄積されていったと考えられます。


69歳の頃、手術で腹部に大きな動脈瘤があることが判明しています。
76歳、腹部動脈瘤破裂により死去。
午火の根があり、木印のみに頼る命式ではなかったため、金旺の大運でもすぐに死に至ることはなかったのだと思います。
それにこの時代に76歳まで生きたのは長生きした方なのではないでしょうか?
若い時より高齢になるほど、わずかな五行に偏りでも致命傷になり得る傾向があるようです。



・吉田栄勝(レスリン吉田沙保里の父でレスリング指導者)


○丁癸壬
○卯卯辰

55己酉

ついこの間、レスリングの吉田沙保里選手がレスリング世界選手権で13連覇を達成し、リオデジャネイロ五輪代表に内定しました。
3連覇中の五輪と合わせて16大会連続世界一で、2001年から続いている個人戦の連勝も200となり、リオデジャネイロ五輪では4連覇を目指すとのこと。
吉田栄勝は吉田沙保里の父でありコーチでした。

日干は丁火ですが同じく卯月生まれ。
天干には壬癸の陰陽の水が透干し日干を剋しています。
大運は55歳より酉で、卯と冲です(酉が卯を剋す)。

卯は2つあり情不専で冲とはならないと見ても、剋の意はあるでしょう。

 

2014年3月くも膜下出血により61歳で死去。
2014年の年運は甲午で火の強い年だと思いますが、大運酉による月支卯木の冲(または剋)は、少なくとも三柱(年月日)だけを見る限り日干丁火に根の無い命式にとっては、致命的だったのだと思います。
木に頼る弱い火が、水剋を受け、頼みの木を剋されて発症するパターンは、最初の父の命式と同じとも言えます。



星野源
○丙己庚
○午丑申

22壬辰
32癸巳
42甲午

2012年(壬辰年)31歳くも膜下出血により手術。活動休止。
2013年32歳復帰するも手術した箇所が万全な状態ではなくなってきたため再び活動休止、再手術。その後再び復帰。

よく知らないのですが、ミュージシャンとして作詞・作曲・歌以外にも舞台、テレビ、映画での俳優業、ラジオのパーソナリティ、本の出版などの文筆業とかなりマルチに活動しているようです。
火(丙午)➡土(己丑)➡金(庚申)と、比劫➡食傷➡財の流通がきれいです。
自分が表現するものが社会のニーズに合致する事象として表れそうです。

日干に食傷隣接は、先天的に表現者としての適性がある人が多いです。

財は、外部環境を察知する能力、アンテナでもあるので、表現したものが時流とマッチするかどうかは、食傷が財に繋がることが必要です。


2013年公開の映画では演技や声優、映画音楽の製作などが評価され、アカデミー賞をはじめいくつかの新人俳優賞を受賞しています。


くも膜下出血の理由ですが、大運は壬辰で2012年も壬辰で水が重々。
時柱不明ですが、命式内において五行のバランスを見るうえで最も重視する生月は、丑月。

丑月は土用と言えど水の応じる季節であるため、水が巡ってくれば根となり、重々の水の剋は火を剋します。
大事に至らなかったのは午火に根があり、年運も2013年から大運が以降20年以上続く火旺運に入り、また2013~2015年前半まで年運も火旺だったからではないかと考えます。


日干丙火と壬水の組み合わせは“江輝相映”や“輔映湖海”とも言われ、丙の太陽が壬の海や湖を照らしてキラキラと輝いている風景をイメージできます。
丙壬両者がほぼ同じ強さで並んだ場合には、“弁償法的発展”とも称されるようにお互いが高め合う関係となります。

 



米良美一
○丙癸辛
○午巳亥

5壬辰
15辛卯
25庚寅
35己丑
45戊子

 

こちらも星野源と同じ丙午の日に生まれ。
映画「もののけ姫」の主題歌で一躍有名になった歌手です。
巳月の火旺生まれの日柱丙午なので、火が相当強いですが、水も亥に根のある癸が透干しています。
ただ巳亥の冲があり水の減力はありそうです。
41歳より水旺運に入ってます。
2014年(甲午)末、43歳でくも膜下出血発症。大事には至ってないようです。
強い火と水がぶつかっても循環器系の病として発症しやすいです。

 

下記の火の象意参照

水に剋されれば、脳溢血

五行の疾病

 

 



田宮五郎

○丁辛丙
○丑丑午

28甲辰
38乙巳
48丙午


父・二郎は「白い巨塔」などを代表作とする名俳優で、五郎自身も幼少時から俳優を志していたが、「俳優になるなら人間を知ってから」との父・二郎の遺言を守り、大学在学中から日本語教師や住み込みの新聞配達、料理人、大工、造園業、司法書士事務、記者など60種類以上に及ぶ職業を経験。飲食店も経営。
その後大運は38歳から火旺運に入り、39歳よりようやく俳優デビューしています。

2012年(壬辰)45歳くも膜下出血発症。
2014年(甲午)47歳くも膜下出血再発により死去。

日干丁火で丑月生まれですが、前半なので水旺です。

日支も丑で寒そうですが、年干支は丙午で遠いながらも助けはあり。
火対水ですがどちらが強いか…時柱も丙午から壬子まであり生時次第です。
腎臓病による高血圧の持病があったことから、水が大過していたと考えると時柱は壬子の可能性もあります。
水は五臓でいうところの腎であり、水が大過している命式で腎臓が悪い人は身近に何人か実例がありました。
腎臓が悪くなると余分な塩分と水分の排泄ができなくなり、血液量が増加し血圧が上がるそうです。
また五味でいうと水は塩味です。塩分を取りすぎると腎臓に負担が掛かります。
水と火は適度であればいい事象として表れやすいようですが、強い火と強い水が対峙する時は注意が必要といいます。
一見均衡が取れて良さそうですが、水火激冲ともいい、水蒸気爆発のように環境や体調の劇的な変化が伴いやすいと書かれている書もあります。

 


・相原慎吾(ピン芸人
○甲丙甲
○戌寅子

18戊辰
28己巳


2015年にくも膜下出血で亡くなったお笑い芸人の方です。
有名ではなかったが、31歳という若さだったので割と大きく取り上げられインパクトが強かった。
木旺月生まれの日干甲木で、月干に丙火が透干しています。
時柱不明ですが、命式に戌と寅があるため、午が来れば三合火局。

三合を取るかどうかは別としても、木旺月で木が重々のため、木に生じられる火は極端に強くなります。
2012年、28歳より大運は火旺に入り、さらに年運も29歳2013年癸巳、30歳2014年甲午、31歳2015年乙未と、2015年の前半まで火旺でした。
日干は火ではないですが、命式における火が極端に強くなる時期が重なり、血管に負担が掛かったのではないでしょうか。
年支に子水はありますが、木々に吸収されほとんど作用していないように見えます。
寒暖燥湿という概念がありますが、極端に暖燥に傾いた状態です。

 



以上、取り上げた命式はほとんど日干丙火or丁火でしたが、それ以外でも同じ病気を発症している方はいました。

自分の力量で説明できそうなものをざっと取り上げてみました。


2013~2015年の火旺の年運の際には、特に2014年は甲午で火がかなり強くなる年だったため、元々火が強かった方などは循環器系の病として表れた方は多かったのではないかと思います。


腹部動脈瘤も脳動脈瘤も、腹部CTや脳ドックを受ければすぐ分かるらしいです。
かく言う自分自身も火と水が剋戦している命式であるため特に興味を持っているわけですが、父のこともあるのでそろそろ検査を受けようかと思ってます。事前の予測していれば対処できると思います。
今回は、循環器系の病と火水の関係について書いてみました。

 

 

 

 

 

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